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緊急事態期間に於けるレストランTERAKOYAの営業ポリシー

みなさま

 

このような緊急事態宣言が出される中、営業を自粛すべきか継続すべきかを検討して参りましたが、

TERAKOYAでお食事をしたいと思って下さる方が一人でもいらっしゃる限り、

レストランを開けて皆さまをお迎えすることと致しました。

 

以下に、弊店の営業ポリシーを記させて頂きます。

 

◎政府の方針に従い、多人数の御会食は、大変恐縮ですがお断りさせていただきます。

◎駐車場がございますので、(無用な接触を避けるため)お車でのご来店が可能な方は、そちらをご推奨致します。

◎予約事情にもよりますが、個室が空いてる場合は、個室にてお席をご用意させていただきます。

またその際は、通常申し受ける個室料金は頂戴しません。

◎予約状況により、個室がご案内出来かねる場合は、テーブル間を可能な限り広く取ってご案内いたします。

◎従業員には感染防止の策を徹底して参ります。

◎レストラン内の必要箇所は、消毒を致します。

◎公共交通機関を利用しての従業員には時間差通勤を行わせます。

◎高齢者や基礎疾患を持つ同居家族の居る従業員には状況を踏まえ、自宅待機させます。

◎恐縮と存じますが、マスク着用にてサービスさせて頂く場合がございます。平に御容赦下さいませ。

 

感染防止のための取り組みは、その都度状況を見極めて見直しさせて頂きます。

どうかご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

ここからは私、オーナーシェフの間が思うことを少しだけ。

 

新型肺炎によってお亡くなりになられ方に謹んでお悔やみ申し上げます。

そして、健康を害された方、多大な影響を受けておられる方々に心よりお見舞い申し上げます。

私たちTERAKOYAも今回のコロナ禍では、本当に大きな影響を受けています。

この嵐が過ぎ去るのを耐え、再びTERAKOYAにて皆様の晴れやかな笑顔にまみえる日を待ち侘びております。

 

 

このような状況下ではございますが、私はレストランを開けて皆さまをお迎えすることと致しました。

決意に至った背景には、あの東日本大震災時、計画停電の中営業を続け、お越し下さったお客様をおもてなしした経験があります。

有難いことに余震の続くあの状況下でも、私達のレストランを必要として下さる方がいらっしゃったことは、

店舗の存在意義を確認するには充分な出来事でした。

 

友人である大阪の重鎮シェフから聞いた話に、こんな一節がありました。

『阪神大震災の時に、一時間かけて歩いて来てくれたご夫婦がいらっしゃった・・・その御夫婦が言われるには、

「こんな地獄のような時だからこそ、人間らしい食事のひと時が生きるためには必要なんです」・・・と。

お食事をゆっくり楽しまれた後、また一時間かけて避難所に戻って行かれた・・・。』

 

憚りながら申し上げますと、レストランとはある意味において、社会のインフラであり、皆様の集う公器と思い、

その責務を全うしようと日々過ごして参りました。

ですので、一組のお客様でも私たちが必要とされている限り、お店を開け、精一杯のおもてなしをしようと考えております。

 

スタッフと私は今日も普段と変わらず、いつでも皆さまにお越し頂けるよう、一生懸命仕込をし、客室や庭の清掃をしています。

御気が向かれましたら足をお運びいただき、武蔵野の面影残す庭園でどうぞ深呼吸をなさってください。

 

TERAKOYA

オーナーシェフ 間 光男